竹やり
今日は山の麓で竹を切りました。
物干し竿に手頃な竹や、昔なら鯉鯰釣りに手頃な『竹やり』用の竹がありました。
それが最近は使い道が無くて・・良くて竹炭ぐらい・・涙。
それで思い出すのは―――
最近この『竹やり』言葉も映画でも、聞くことも見ることも無くなりました。
時代劇の親分子分が喧嘩支度と言えば『竹やり』が必ず出てきましたが・・・
下手な刀を振り回すより長い槍が強いに決まってますが、その槍の代用に『竹やり』
だったのです。
日清戦争から大東亜戦争までの、戦時中には剣付鉄砲より扱いやすくてよく使われて居ました。
南方戦線でも小銃を持たない兵科では攻撃にも護身用にも銃剣より『竹やり』の方が心強かった・・と聞いてます。
着剣した銃より使い安かったそうです、使い捨てですから。
戦争末期には米軍が上陸したら『竹やり』で戦う訓練を国防婦人会でやって居ました。
何となく、指導の将校さん嬉しそうにやってますね!気持ちわかるなぁー。
教えて・・敵撃退には期待しなくても、教官には若い女性相手で楽しかったでしょうねー
最近、森本卓郎がテレビで『もしも、米軍が撤退して(トランプの演説で)、支那・朝鮮が攻めてきたら国民が『竹やり』で防ぐ云々・・と言ってました。
・・尚、森本卓郎は左翼と言われてますが本当は単なるケチ学経済学者のようです、
「イケメン税」という俺らデサオッサンの味方のような税制を唱える等、
反日の悪人集団には属さないオッサンのようです。
無論、本気ではなく森本は ≪国民全員が国を守る気持ち≫を言ったのですが・・。
その『竹やり』の作り方を 在郷軍人が国防婦人会などに教えて居ました。
銃剣を利用した槍です
簡単な説明では
★長さ2メートル、直径3センチ、三年青竹を 図 のように先端を鋭く切る。 その先端に菜種油などの植物油を塗って火にあぶり固くする。
効果は 『部厚キ綿服ニ対シテハ刺貫困難ナルモ首ノ部分ニ対シテハ殺傷力 十分ナリ』
と書かれています。こんなもので思いっ切り突かれたら貫通しなくても内蔵出血で動けなくなるとおもいますが・・。
突く場所と構えは銃剣術と同じだそうです。
基本通り構えて居ます
基本通り「やあーっ」と突いてます。
最も、突くまでに バーンと撃たれたら・・時代劇なら良いですが
近代戦では『竹やりで戦車は突けない』と言うことですね~。
と・・・竹藪で馬鹿なことを考えて竹伐りオッサンでしたが・・何本切っても
可愛い『かぐや姫』ちゃんは・・出てきませんね~~。
明日も竹伐り・・・「かぐや姫」ちゃんにあえるかな~。
「うわっ不細工なオッサンや~」と顔を背けられそうです(涙)