海軍の零戦の利用法(?)
正月ボケのままです。
頭の中は食べ物と酒・ビールのみです。
これではアカン!と読書・・・しかし、食べ物の所で思考停止です。
ラバウルでの話です、主計科から2キロも離れた飛行場の搭乗員待機所までトラックの荷台で運んでくる味噌汁は冷えたりこぼれたりするので、味噌だけもらって来て、飛行場のあちこちに捨てられている零戦のプロペラカバー(スピナー)を外してきて、逆さにして鍋代わりにすると、大きさは一寸缶ぐらいの大なべになった。
味噌と野菜類を入れると・・ホッカホカの味噌汁が出来て激しい消耗戦で疲れている搭乗員が「ウマイ、ウマイ」と搭乗員達の大好物となって食欲増進、お代わりするなど好評だった。
≪ イメージから下手なイラストを描きました、雰囲気だけ感じて下さい≫
これは海軍飛行兵曹長・杉野計雄という人の『撃墜王の素顔』の一文からです。
( この方は昭和14年呉海兵団の機関科から15年操縦練習生・丙飛3期・操縦2期で土浦に入隊、筑波航空隊から終戦まで飛行時間1994時間・撃墜32機。
戦後、昭和28年、第一回操縦要員として海上自衛隊に入って館山航空隊を開隊続いて鹿屋航空隊を開隊して米軍貸与の航空機の受領と搭乗員の養成に功績を残した元三等海佐 )
飛行兵の変わった食べ方のもう一つです、
筑波航空隊の練習生時代に下宿で先輩に教えられたのは キュウリ、玉ねぎ、ショウガの新芽を買ってきてよく水洗いして(玉ねぎは刻んで)味噌をつけて噛ると大変おいしい・・そうです。
生鮮野菜の少ない海軍さんのビタミン補給の生活の知恵だそうです。
写真の谷水上飛曹は志摩の出身だそうです、
何時かお伺いしたいと思って居ます。
食べる事になると、何でも真似をしたくなる貧乏育ちの私も、さすがに零戦のスピナーの鍋は無理です、 がキュウリ、玉ねぎショウガの新芽は手に入るので近い内に味見をやってみようと思います。
発刊・光人社です、よければお読み下さい、素晴らしく良い内容です。
この本を買うと・・もれなく、このような美女が・・付いてきません・・