飯高でニホンオオカミ・・らしい?の記事です。
我が家の『お局様』の親しい友人より お送り頂いた記事です、感謝!
ニホンオオカミらしい痕跡を見つけて地元の人や某大学の有志が調査を始めたそうです。
大騒ぎしなくても、今でも大台・高見山中にニホンオオカミは確実に山中に生息しています、が・強引に探さづにじっくりと地に足を付けた観察をしてほしいものです。
だだ、何よりも嬉しいのは『ニホンオオカミ』らしい云々と新聞に出た事で、私の一番気になって居た心配が無くなったことです。
その心配とは
新聞報道で貴重な日本古来の生物が ≪野犬と間違われて捕殺される≫ と言う不幸なことは無くなりました。
地元の人達が真摯にニホンオオカミの生存を確認しようとすれば、
野犬と間違えてしまうような無知な人でも、もし見つけても殺してしまう事はなくなります。
20年前、拙著にて、ニホンオオカミは奈良と三重の大台山系生息していると書きましたが・・
非常に賢いニホンオオカミは山の木々の間から人間を見つめて行動を観察しているでしょう、簡単に姿を見せるような動物なら、明治初期に絶滅しています。
昭和30年代には大台山頂で極一部の人と共存していましたが、その極一部の人間が亡くなって行くにしたがって下界の心情の荒れた人間から遠ざかって行っただけです。
数年前高見山頂で見つけたニホンオオカミの糞の写真です、肉食特有の丸ごと食べた動物の毛が混じって居ます、キツネの物より二回り太い糞です。
( 2013・11月 ニホンオオカミと河童)の縮小版をヤフウブログの
『ニホンオオカミと河童』の1・2にアップしています、読んで頂ければさいわいです。
≪その文章の一部抜粋≫
細々と生き残っているニホンオオカミ達の運命・・麓に鹿が増え、それに釣られてニホンオオカミが麓に出没するより先に、野犬化した飼い犬が山間で鹿を襲うのが先でしょう・・・・
飼い犬が野生化した野犬は人間や家畜”も襲いますが、
ニホンオオカミは人間はもとより家畜も襲いません。
しかし人間はニホンオオカミと野犬の区別が付きません、
再び明治の北海道の蝦夷狼と同じように野犬と混同されてニホンオオカミが殺される恐れがあります、ニホンオオカミが人間の被害者!になるのです、
細々と生き延びてきたニホンオオカミが思慮分別のない“人害“の犠牲になる心配があります。
・・・と心配していましたが、この新聞記事からこの「野犬と間違われ殺される・・」と言う心配は無くなったようです。
後は大騒ぎせずに、逆に何処からかニホンオオカミに観察さている・・と自覚して痕跡を探して下さい。
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新種の狼も発見された例があります、去年の7月30日
国外の最新のオオカミ情報で『ニホンオオカミ』ではありませんが、ユーラシア・東アフリカでの新種の発見です。
国外とは言え、今回の新種のオオカミは小型でニホンオオカミと体型も優しい顔付もよく似てるのが特徴です(もっとも遺伝子的には似て非なる別種です)
小型のキンイロジャッカルと思われていたのですが、別種の(新種)のオオカミと認定されました。
小型で可愛い顔付は、多分ニホンオオカミもこのような
顔立ちと姿だと思います。この顔で木々の間から
人間を見て居ると思います。