大型自動三輪車の免許
今二輪車の免許が無くても ≪持ってない/取れ無い≫ でも乗れるバイクとして
ヤマハやハーレー等大型の三輪車が増えました・・・が、乗る人数は頭打ちになってます。
大型二輪免許を持っている バイクライダー には
『大型二輪免許』がステータスなのです。
普通免許で乗れる三輪に出会うと、やや卑下して 「二輪免許取れ無い、ヘタレやぁー」と馬鹿にしています。
無茶苦茶に高価な外国の(ハーレー)三輪を買ってまで角ハンドルを握った人達は二輪免許持ち達の、その冷たい氷の目線に晒されていると気付いた時から乗らなくなりました。
変わって最近バンバン乗っている三輪ライダーほ、殆どが大型二輪免許持ちになりました。
道交法も自動三輪は普通免許では現車以外乗れ無くなったのです。
今後は新しい大型三輪は大型二輪免許持ちしか乗れ無くなります・・
・・ざまみろ!
と、思って居たらハーレーが2月から売り出す三輪自動車は普通免許のみ
OK,自動二輪免許では乗れ無い、ヘルメット不要・・意味不明です。
推測と言うより邪推ですが・これを決めた道路交通法決めるオッサンが二輪免許持ってない“ヘタレ”だが、どうしてもハーレーに乗りたいから…
絶対そうですよ!
少し前の道交法の手直しで オッサン達バイク乗り、いわゆる爺二輪ライダーの春やぁ~~、が一転サブーイ冬になりました。
俺たちオッサンライダー、爺さんライダーは昭和30年代の『カミナリ族』の末裔だぞー。
ついでに書きますが・・・
もともと二輪免許が進化して四輪免許になった時代の私達は
チンタラチンタラと車校行けば一発で普通四輪をもらった連中が
大型三輪に乗るなど下剋上の再来だと憤慨していました。
普通免許で乗れる三輪はヤクルトおばちゃんの三輪までです。
(原付三輪で来る“ヤクルトおばちゃん” エエナァー、
そしてニコニコされると、ついつい契約して奥方に怒られてます)
ちなみに私・昭和37年の夏休みに阿漕浦試験場と言う、前の前の試験場で「軽自動二輪」を250CCのラビットスクーターで取りました。
記憶では全員合格したと思います。
この免許には「軽自動三輪」も付いてました。
この少し後で、軽四輪自動車と言うのが出来て「軽四輪免許」が出来ました。
同時に「軽自動三輪免許」は無くなり「軽四免許」に書き換えがありました。
( 軽自動二輪も『軽』が無くなり単なる『自動二輪免許』に統一になりました )
250のラビットスクーターで取った免許が何時の間にか軽四免許に進化したのです。
それから7年くらいして800CCの大衆車が増えて軽四輪免許が廃止になりました。
5日間(5時間)自動車学校で乗って証明書貰い警察窓口で『普通自動車免許』貰いました。
私は何時の間にか「軽自動二輪免許」から「普通自動車免許」になってしまったのです。
だから私の世代は一般に → 普通四輪免許と言うのは、二輪免許を取って徐々に進化して最後に貰う物だと思って居ます。
例えれば・二等陸士が10年頑張って一等陸曹殿にたどり着くような深い意味があるのです。
それを自動車学校に行くと一気に普通車が取れるのは・・免許の堕落や!!
タレントの所ジョージは逆に私達の時代の免許を『ポツダム免許』と馬鹿にしていますが・・
語源は、終戦のドサクサで復員の時、階級を上げてもらった連中を『ポツダム進級』と馬鹿にした終戦頃の流行語です
( 余談ですがポツダム進級と馬鹿にされた人達は年金受給年齢になると階級が一段上の年金額になり大喜びしたそうです、
私のアホな父は海軍には無かったぁ~ と死ぬまで羨んでました、
それまでは海軍は食い物は陸軍より良かったと自慢していたのに・・・父は完璧なアホちゃんでした )
現在・私達「大型二輪免許」持ち達は、チャライ車校で貰った「普通免許」で大型三輪車の角ハンドルを握る連中がいるあいだは・・意地でも大型三輪には乗らないのです、ヘルメットも不要の大型三輪なんて・・乗ってやるかぁ――!
実は安定の良いヤマハの大型三輪に乗りたいのですが・・・大型二輪免許でしか乗れ無くなる日を待っている ≪やせ我慢オッサン≫ の愚痴でした。
・ところで・
戦前の大正時代には免許のいらない三輪自動車がありました!
車輪は三個ですが、ハンドルが無いから『自動人力車』と言いました。
嘘のような面白い『取っ手』で走ります。
下の写真のように片手で運転するのです、時速は僅か数キロです。
(水溜まりの多い当時の道路では自動車・馬車。荷車には車輪に
泥水が跳ねないようにズックの覆いが付いてました)
この三輪車・発明したのは前出の日野大尉です
これが進化して・・
元祖・大型三輪自動車です。
これが進化した現代版なら・・・普通免許でも許せる気もしてきました。
これも免許は???
≪この写真無断でお借りしました、ゴメン≫