日本海軍と海上自衛隊の飛行艇は世界で最高水準
・・・と言うより現在海上に離着水が出来る飛行艇は日本だけです。
( 海上自衛隊の搭乗員は超一流でこの機体を輸出しても使いこなす操縦技術は日本人以外では不可能でしょう・・と元この飛行艇を操縦していた一等海佐さんに聞きました、もともと飛行艇や水上機は陸上機以上の難しさがあるそうです。)
二年前に3メートルを超える太平洋の波濤の荒天で救助飛行したのを覚えて居る人は多いと思います。
(お忘れの方は痴呆の検査をお勧めいたします)
その高性能の飛行艇を開発できるのは帝国海軍からの伝統の技術があるからです。・・・・・昭和4年ころから始まる世界最高峰の飛行艇の歴史。
80年前の飛行艇ですが99式中艇以後の機体は今でも通用する優秀記です。
ただ発動機は当時は製造技術が未熟で安定性が弱点です、今の発動機をつければ今でも優秀記になるでしょう。
89式飛行艇
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90式飛行艇
91式飛行艇
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97式大型飛行艇≪大艇≫
99式飛行艇≪通称・中艇≫昭和9年
26時間の航続時間があった優秀記ですが、97式大艇の採用で補助的な機体となってしまった。
二式大型飛行艇
二式練習飛行艇 昭和15年
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戦争中期からは250k爆弾2発・電探と磁探で対潜哨戒に使われた
十三試小型輸送飛行艇
胴体(艇体)を木製で製作の水陸両用飛行艇
以上が日本の飛行艇の歴史ですが・・・
この・・97式大艇・・
このデカくて低速で運動性能が悪い飛行艇で 北出大太少尉は
昭和19年10月27日にセレベス島マカッサル港の沖のライライ島水上機基地からジャバに向かう時、グラマンに追跡されていた、
雲に隠れて旋回してやり過ごして後ろ上空に位置して全部偵察席に付けた
20ミリ機銃で撃墜しています。
これは絶対不利な機体でも熟練の技量で、遥かに優秀なグラマン戦闘機でも落とせた例です。
戦後には米国の「カタリナ」や「グラマングース」などから乗員の訓練が再開して・
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同時に開発も再開・・そして今!!世界一の飛行艇です。
世界一の帝国海軍の飛行艇は海上自衛隊に生き続いているのです。